流れるままに戯言日記

流れるままに日々の思いを綴ります。

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いつまで負け続けるつもりだ?

 日本の製造業の凋落ぶりが目に付く。液晶テレビ、半導体、リチウムイオン電池など軒並み苦戦、苦戦程度ならまだマシでほぼ完敗の様相を呈している。本来は日本メーカーのお家芸とも言える業種だったが、なぜにこのような無様な姿を晒しているのか。

 話は飛ぶが、先の大東亜戦争も緒戦は連戦連勝で、旧日本軍は極東ではまさに無敵であった。ところが、徐々に戦線は悪化、制空権、制海権を失い、本土空襲で主要都市を焦土にされたあげく、原爆2発で止めをさされた。何気にこれとイメージが重なってしまう。初め絶好調、後半ジリ貧は何やら近代日本の持つ致命的な欠陥を暗示しているように思えてならない。

 話を戻す。液晶テレビだが、地デジ化流れを受けて、本来なら一般顧客は望みもしない出費を強いられて、逆にメーカー側は大儲けのはずだった。ところが馬鹿みたいに巨額の設備投資して回収できず大赤字を垂れ流す始末。これほどの絶好の条件を与えられているのに。これは韓国云々の話ではない。これは経営者の認識の甘さ、過去の亡霊にとりつかれた結果といえよう。「テレビといえば家電の王者」とでも思っていたのか?いつの時代のことだと思っている!?そんな時代はとっくに終わっていたのに。

 経営者らは一人1台、或いは一部屋1台くらいは売れるとでも思っていたのだろうか?甘い!実に甘い!映画も含めてコンテンツのネタ切れ感、テレビ番組の陳腐化などが早くから言われており、ネットなどの娯楽の充実もあって、一般家庭でのテレビの稼働率など下がる一方なのにだ。稼働率的にみれば一家に1台もあれば十分な程度のシロモノに成り下がっている。一旦買えば10年くらいは買い替えがないなど買い替えサイクルも長い、ボリュームゾーンの単価は10万円もしない(それ以上出せない、出したくもない)程度の商品だ。今や一人一台持っているパソコン、ケータイ、スマホにも価格・数量面で劣る製品といえよう。これが家電の王者なのか?航空機の時代に気づかないまま大艦巨砲に幻想を持っていた旧軍部と同じではないか。

 経営者は従業員に向けて常に言う。「時代が変化しているから自らを変革しよう、その気がない従業員は去れ」と。だが一番に去るべき者は変化を正しく把握できていない経営者自身ではないかと。

 日本企業のトップの劣化、無能ぶりは推して知るべしだが、それは政府を見てもおおよそ推測がつく。トップが悪いと、優秀なもの、正直で正義感のあるものは遠ざけられる。遠ざけられなくとも、賢い者はどのように扱われるか解るのでハナから近づいてこない。能力も見識もある人がなぜ、こんな窓際の閑職にいるのか?という風景はどの職場でもあるのではないか。旧日本軍も優秀な者ほどどうしようもない激戦地におくられ、最前線で戦って玉砕し、失敗した作戦の責任者はのうのうと居座り続けた。似たようなことは何処の企業でもあるだろう。赤字を垂れ流して、従業員をリストラして、それでもなぜか格付けが上がっている幹部が。日本の致命的な問題は、不適切なトップが何の責任もとらず(下には責任をとらせるが)、居座り続けることができる環境があるということにある。

 少し、視点を変えてみる。日本人は民度が高い。フェアプレー精神は実はどこの国民よりも大切に思っている。日本古来の武道や「○○道」などは、互いに競い合って、切磋琢磨することに大きな価値を置いている。自分が成長するためには苦難を喜んで(!?)引き受けたりもする。それはそれで大変素晴らしいことだと思う。企業間の競争も切磋琢磨することで互いに技術・商品を競いあい、政府の規制などという苦難も喜んで(?)引き受けて改善し、さらに高み到達しようとする姿勢がある。これも実に素晴らしいことでケチは付けるつもりはない。

 が、聞こえのいい切磋琢磨やフェアな競争というものは現実にはあるのだろうか?国内の企業同士であれば、競い合う土俵は同じ、同じルール(法規制)を共有しているから切磋琢磨することはできよう。事実、家電事業の成長期はまさにそれであったと言える。だが、国際間競争では同じことが言えるだろうか?国が違えば法規制も違うし、通貨も違う、政府からのバックアップやその他もろもろ違うことが多すぎる。同じ土俵を想定すること自体が幻想なのだ。聞こえのいい切磋琢磨やフェアな競争などど言うものは実は無い。想像の中だけだったりする。

 要するに、仲良く競争するという考えが通用するのは国内の同業者か、スポーツ、武道の中だけ。国家間は競争ではなく「戦」と認識すべきなのだ。経営者の認識が「競争して生き残ればいい」と思っている時点で既に負けていると言ってもいい。本当に勝ちたければどうするか?答えは単純。戦う前に相手を徹底して潰しておくこと。相手が小さい、弱いうちに成長の芽を摘んでおくということだ。そうすれば互いに総力戦、消耗戦になることもなく、互いのお家芸を伸ばして住み分けを考えざるを得ない。そのほうが双方にとっても幸せかもしれない。だが、もう潰せないほどになった相手とはどうするか?土俵をむりやりにでも同じにするか、余力があればこちらの有利な土俵に引きこんで生きるか死ぬかのガチンコ勝負しかあるまい。

 もっとも平和憲法を奉じて頭の中に花畑の広がっている人たちには理解してもらえないかもしれないが、現実はこんなものだ。パソコンのOSでは不動の米国だが、日本産OSであるTRONは成長前に芽を摘まれた。航空機や戦闘機開発なども同様。要はリーダになる人には「戦」のセンスが必要ということ。

 本当に戦いを心得ているものほど「無駄な戦い」はしないものだ。逆に戦い知らない平和主義者ほど、追い込まれた挙句に玉砕するような総力戦やって焦土にしてしまう。民主党を追い出した暁には、早急に憲法を改正して頭の中の花畑を一掃して現実を植えつけねばならない。このままでは本当にすべての分野でズルズル負けいくだろう。その行き着く先は亡国だ。日本人は本来は世界屈指の戦闘民族であったはず。もうそろそろ目を覚ましてもいいだろう。そして、ダメなトップは主君押込だ。  
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