その田母神氏がついに国会に参考人招致されたわけですが、残念ながら与野党の画策でTV中継は無く、「持論」の展開もさせないため、質問に答えるだけの形式になったようです。氏の「持論」が問題であるなら、このような姑息なやり方をせず、堂々と中継して、「持論」を述べさせてから論破すればよかろうにと思います。逆に考えれば氏の「持論」がよほど正当で説得力があり、それを怖れたとも言えなくもありません。このような確信犯的やり方、これが言論の自由を保障された国の「言論の府」のやることでしょうか?まったく失望しました。
さて、ここにきてしきりに言われる言葉があります。文民統制(=シビリアンコントロール)。これは思想・信条・歴史観までも統制するということでしょうか。自国が素晴らしく、誇りある国であることを思い、論文にすることさえ問題なのでしょうか?だとすれば制服組は人格を持たないロボットになるしかありません。氏が言われるようにこれでは北朝鮮を以下の言論統制国家と言われてもしかたありませんね。
そもそも文民統制などと偉そうに言っている「文民」達のレベルは如何なものなのでしょうか?日々言葉狩りをして揚げ足をとり、誹謗中傷合戦に非常に長けていても、ろくに近代史を勉強したことのないどころか、歴史に学ぶことさえ知らぬ愚か者が多くないでしょうか。その愚かな「文民」が、一方では、歴史を冷静に学び現代日本の問題点が何処にあるのかを的確に指摘した制服組の賢者を統制するというおかしな構図になっています。馬鹿に高性能機関銃を持たせるようなものです。危ない危ない。
自分は選挙で選ばれたということだけで勘違いをしている不勉強な「文民」たちに期待しても仕方ないところがあるのかも知れませんが、少し考えて欲しいのは、先の大戦で日本の軍人=悪とした東京裁判史観の及ぼす心理的なダメージの大きさです。命を投げ出して国を守った者が感謝されるどころか、悪の権化のように言われるような国を、制服組は将来命がけで戦って守ろうと思いますか?罪を軍人に擦り付けて逃げる文民、これでは戦って死んでも犬死と同じです。これでは自衛隊の士気は上がりようがありません。今後ますます不祥事も増え、国の安全保障体制を損ねる方向に雪崩打って進んでいくでしょう。

