流れるままに戯言日記

流れるままに日々の思いを綴ります。

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サリドマイド販売再開への雑感

 若いネット世代は聞いた事も無いと思われる「サリドマイド」。妊婦が服用し、胎児の手足が短くなってしまう重大な障害を起した医薬品ですが、多発性骨髄腫(血液のがん)の治療薬としての効果が高く、再承認され近く販売が再開されることとなったようです。

 ただ、やはり気になるのは薬害を再発させないかということ。厳重な管理をするとのことですが、具体的にどのような方法をとるのか?ということにあります。1人でも再発を生めば、猛烈な批判に晒されるのは分かりきったこと。管轄省庁が厚生労働省というのも非常に心配があります。何せ、数々の薬害問題、後期高齢者医療の周知不徹底の怠慢、社会保険庁の年金記録問題等、省庁の問題が起こるたびに「またお前か」といわれるほどのところですから。

 今回の件で再発防止の仕組みを如何に作り上げるのか、省の威信をかけて取り組んで欲しいものです。とりあえず、ニュースレベルで拾える管理方法にはこのような記述がありました。

1)使用する医師、薬剤師、患者を登録制とする
2)飲み残しをしない、不要になった薬はすべて回収
3)処方前に妊娠検査をする
4)第三者機関(*)が順守状況をチェック
(*)第三者機関には患者団体や被害者団体の代表者や国の担当者も加わり、運営費用の一部は国が負担する方向。(サリドマイド被害者の代表で構成する第三者評価委員会らしいが・・・)

 正直、これだけで誤飲も含めて再発防止できるのでしょうか。1)は当然としても2)はキチンと運用できるのでしょうか?類似の事例があればいいですが、初のケースならかなり苦しい気がします。4)でチェックがおざなりになったり、おかしな政治的色がつくなどの心配はないのでしょうか?ちょっと不安な気がします。

 ニュースでは分かりにくいですが、物理的にもフールプルーフできる方法は盛り込まれないのでしょうか?例えば薬のパッケージ(一粒、もしくはひと包み単位)にドギツイほどの明確な表示をつけるとか?普通では飲み込めない状態にする(補助薬とセットで無いと飲みこむことさえ困難なものにするなどして)とか、とにかく知恵を絞って欲しいものです。また厚生労働省か・・・などと言わせないためにも。

 悲惨な薬害を経験しているだけに、ともすれば日本人は情緒に流されて永久に封印してしまいそうなこの薬ですが、今回の承認は極めて冷静かつ現実的な判断がそこにあったと感じられます。安全管理はしっかりやってくれるということを前提として、このような判断は自分としては良い傾向と感じてます。情緒に流されることなく、冷静に考え判断を下すようになったところに国の成熟度が表れるように思います。同じようなことは国の健康(?)=安全保障に対する考えにも通じるわけで、情緒に流されて憲法改正や核武装の議論さえ封印したり、クラスター爆弾を一方的にやめるなどの情緒的な判断こそ封印して欲しいものです。 
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